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《4日目》1月21日(木)

皆さま、こんにちは。

「What Price Your Dance」の稽古風景をつれづれなるままに綴るべく、本日から稽古場に潜入している、国内ダンス留学@神戸4期生振付家コースの中島由美子です。

1月17日の来神から早5日。日本の冬の天候に驚きと絶望を隠しきれないマレーシア&カンボジアのお三方。しかしその反面、彼らの母国並みにホットなパッションによって、稽古場は暖房いらずの暖かな空気に包まれています。

さて、ついにアーティスト5名が揃い踏みした本日の稽古。まずはハオニェンがパフォーマー4名に「インタビューをしあって、お互いに理解を深めるひととき」という名のプレゼントをしていたとのことで、潜入時にはすでに2組のカップルが成立し、お互いに理解を深めている最中でした。全員が母国語ではない英語でのコミュニケーションではありますが、はたから眺めるにつけ、とても仲睦まじく楽しげな男性4名。

話に花が咲く中、ひとりパソコンに向かっていたハオニェンが皆を呼び寄せ、川口隆夫さん流ウォームアップ「パイプ椅子と空間と関係と私」(勝手に命名)をすることに。一人一脚、パイプ椅子を用いつつ、相互的に空間や意味、関係性を変化させていく…というもので、非常に静かで知的な時間が劇場に流れていました。

次々と繰り出される、人間とパイプ椅子の摩訶不思議なデュオ。それを見るでもなく、引き続きパソコンに向かい続けるハオニェン。

40分後。やっと顔を上げ、おもむろに人間パイプ椅子に終止符を打ったハオニェン。今度は一人ずつ披露してみることに。

四者四様、それぞれのダンスの出自や性格、変態性のにじみ出る濃密な時間の中、やっとパフォーマーを見ているハオニェンがそこにいました。ああ良かった。

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