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《6日目》1月23日(土)

皆さま、こんにちは。

「What Price Your Dance」の稽古風景をつれづれなるままに綴るべく、稽古場に潜入している、国内ダンス留学@神戸4期生振付家コースの中島由美子です。

本日も引き続き駒ヶ林会館にて稽古しています。(ちなみに、King of 変態の砂連尾さんは本日はお休みです。)潜入時は、緊張感の漂う中でナイムのソロの真っ最中。静謐でいて緊迫した身体の使い方。ソロが終わり、張り詰めた空気が和んだ瞬間、川口さんが「冷えてきたねぇ…」とひと言。そう、この週末は全国的に大寒波に見舞われるのです。

そして暖房をつけているのに何故冷えてきたかというと、川口隆夫メソッド「Slow body〜神経研ぎ澄まして…」(勝手に命名)をやっていたからなのです。これは、全方位に意識を向け、ゆっくりと超微細に動くというもの。確かに、内面は熱くとも、身体が冷えてくるのも頷けます。

でもみんな大丈夫そう、寒さにも慣れてきたかな…と思ったのも束の間、話し始めたハオニェンの声が…か、枯れてる…。どうやら風邪をひいた模様。

枯れた声で指示を出し、次は、ソップヒープ&ナイムがペアになり、1人が相手の身体に後ろから触れ、相手の動きを受けとりながら動く、というのをやることに。しかし、ソップヒープは古典舞踊の型からなかなか離れられず、また、ナイムも可憐に美しく動いてしまいがち…。声にならない声で、要らぬデコレーションをしないで。No Decoration. No Dance!と語るハオニェン。

その後は、お互いの今までやってきたダンスをレクチャーしあって覚えることに。ナイムが教える超絶チャーミングなダンスを川口さんが踊るさまに、ギャップ萌えとはこのことよ、とマジで恋する5秒前状態を回避しようと、ソップヒープの方に目を向けると、こちらはこちらでカンボジアの古典舞踊を独り、真剣な面持ちで遂行中。どこ見ても格好ええやん…と、高揚する気持ちをハオニェン見て冷ます。

最後はソップヒープの古典舞踊ソロを全員で見ることに。再び稽古場を包む緊張感…しかしほどなく、それを破るかのようにOpen the door.

そう、次にこの部屋を利用するグループ(カラオケ愛好会の皆様)が、まさかのソロの途中でご来場。ソップヒープが踊る傍らを訳も分からず横断する皆様。目の前で繰り広げられる、地元住民と多国籍アーティスト達による奇跡のセッション。

「珍しいダンスやなぁ。もっと見さしてもらいたかったわ。」と地元の紳士淑女からの暖かいお言葉を頂戴し、和やかに稽古は終了したのであった。

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