《8日目》1月26日(火)
皆さま、こんにちは。
「What Price Your Dance」の稽古風景をつれづれなるままに綴るべく、稽古場に潜入している、国内ダンス留学@神戸4期生振付家コースの中島由美子です。
本日も昨日に引き続き、ソップヒープの古典舞踊レクチャーを受けるナイム&川口さん&砂連尾さん。明日はもっと皆で喋りながらやっていこう、とは言ったものの、ソップヒープの白熱の教えっぷりの虜になり、またしても楽しく頑張ってしまう3名…ストイックそして迸る汗。
しかし、それでは面白くない。「僕が3人に合図を出すから、そのタイミングで喋ってみて。」とハオニェンがパフォーマーたちに指示を出すことに。合図にあわせて「実はこの動き超難しいんですけど…」など、各パフォーマーはそれぞれ秘めた想いを舞台空間に吐き出し、幾分すっきりした様子。
その後は、ナイム&川口さん、ソップヒープ&砂連尾さんの安定のカップリングにて作業を行う流れに。そのお題とは…「初めて作った振付を、お互いにレクチャーしあう」というもの。自分の「初めて」を相手に打ち明ける。何と甘酸っぱい響き…人間いくつになっても初体験の連続ですね、と頬を赤らめているうちに、気付けば目の前では、カップルたちの蜜月作業がすでに開始。
何度見ても愛くるしいほどのナイムの振付と、それを踊るクールダンディ川口さん。2人は微笑ましくもエッジの効いたムーブメントを展開。一方、相手を優しく(妖しく)合気道の世界へと導く砂連尾さんと、柔和な笑顔で身を委ねるソップヒープの作業中には、タイタニックの船頭シーンを彷彿とさせる(勝手に解釈)ものも出現。ダンスボックスが豪華客船へと変貌を遂げる奇跡。まさに舞台はファンタジー。
そんな2組のカップルの動きを、静かに、そして舐めるように見つめるハオニェン。パフォーマーたちに声を掛けつつ、少しずつ全体を構築していき、後半には何と、ひとつのシーンらしきものが浮かび上がってきました。
一通り見て、手応えを感じていそうなハオニェン。パフォーマーの皆も何かが見えてきたようで、爽やかな笑顔と談笑での稽古終了と相成りました。
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