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《10日目》1月28日(木)

皆さま、こんにちは。

「What Price Your Dance」の稽古風景をつれづれなるままに綴るべく、稽古場に潜入している、国内ダンス留学@神戸4期生振付家コースの中島由美子です。

午後1時、Lunch timeの砂連尾さんをキャッチするため、ダンスボックスのロビーに潜んでいると…き、来ました砂連尾さん。King of 変態であることなどおくびにも出さず、柔和な笑顔で登場。すっかりリラックスした様子で愛妻弁当を食し始めました。

思惑通りです。スタッフとの会話に夢中になっている砂連尾さんの背後をさりげなく通るフリをして、「砂連尾さんの右耳と愛妻弁当と美しい箸の持ち方」の撮影に成功。お品書きは、「しいたけ・蓮根・わかめ・きくらげ・かぶ菜のヘルシーチャンプルー、ふんわり卵焼き、人参・かぶのぬか漬け、大ぶりの梅干し」と推測。関係者の話によると、ぬか漬けと梅干しは自家製とのこと。砂連尾家の味…考えただけで食欲がincrease!

砂連尾家の味(の妄想)をおかずに白飯を食し、本日の稽古場である、地元紳士淑女の社交の殿堂@駒ヶ林会館へ。これからしばらくこちらでお世話になります。忍びさながら無音でopen the doorすると、ナイムのソロの真っ最中。

昨日のソップヒープ同様、現状と将来への不安を背景に、美しくしなやかにナイムが踊る様が切なく胸に迫ってきます。さあ、これをどうやって作品のコンセプトと融合させ、より魅力的なものにするか…ハオニェンと川口さんが真剣にtalkを展開させていたその時、川口さんの横に座っていた砂連尾さんが口を開いた…Oh!何か素晴らしいアイディアが!

そう皆が期待した瞬間…「すっごい生命線だねぇ。」そう。真剣talkが展開されているその横で、なんと川口さんの手掌を見つめ、まさかの手相鑑定ing. 一気に緩む空気と皆の表情筋。それらの緩んだ諸々をキュッと引き締めるように、次なる指示を出すハオニェン。オーディエンスに対して、現状と将来の不安について話す、ということをやることに。川口さんと砂連尾さんは、所得や健康、東京オリンピックからダンス業界の今後についてまで淀みなく語り始め、しかし人間、差し迫った危機を感じないと実感が湧かない部分はあるよね…と本音もチラリ。その後は昨日に引き続き、ソップヒープのソロに川口さんと砂連尾さんがそれぞれのアプローチで絡んでみたり、ナイムがやったソロの背景や事情を砂連尾さんが聞いてオーディエンスに伝えるというのを試してみたり、それらについて全員でディスカッションしてみたりで本日の稽古は終了。

生活を営む国によって想像以上に異なる経済・文化・常識と、それらから立ち上がってきた動きの数々は、組み合わせ次第で思いもよらぬ印象を見る側に与えたりもするもので、それは色んな意味で良くも悪くも紙一重なのであり、慎重に客観視することの重要性について改めて…などと、たまには真面目にhave an impressionそしてtry to think.

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